与信管理とは

与信とは文字通り「信用を供与すること」です。信用取引においては将来販売代金を現金にて回収できるかどうかは確実ではなく、常に回収できないかもしれないという不確実性をもっています。それゆえに、与信は管理を必要とし、与信管理を通じて販売代金の回収の確実性を高めていくことは企業経営の重要な課題なのです。
ここで与信管理とは、

  1. 経営管理システムのなかの重要なサブシステムの一つである
  2. 販売管理と財務管理をつなぐ管理システムである
  3. 与信管理は債権管理と得意先管理を併せ持たなければならない
  4. 牽制抑制する社内ルールであり、自律的な活動である
  5. 管理する組織や制度の継続的対応および整備である
  6. 全社員にリスクマインドを理解させ、浸透させる継続的な啓蒙、教育

の特徴を含んでおり、与信管理をするプロセスは、以下のようになります。

図式:与信管理プロセス

与信政策プロセス

このプロセスが循環的になっていることが重要です。このように、与信管理とは継続的な活動で、複雑、かつ、会計、法律、経営など多くの知識が必要であり、管理部隊だけでなく、営業部隊を含めた全社員で取り組むことが必要です。さらに今般は会社経営の透明性を求められ、与信判断基準については、主観的基準だけではなく、客観性も強く求められています。また、現在急速に進む社会のIT化により、与信リスクがさらにクローズアップされています。これはIT化することにより、見えない相手に対する現認と認証、信用力とパフォーマンス、決裁方法といったことに起因するリスクが明確に浮き彫りになるためです。刻々と変化する複雑な経済活動のなか、広がるリスク、変化するリスク、新しい分析判断方法への対応が必要となっており、柔軟に対応できる仕組み作りが重要となっています。

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